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お兄ちゃん

 ゆきちゃんには、みっつ違いのお兄ちゃんがいます。お母さんが、仕事に行っている間

ゆきちゃんは、お兄ちゃんとふたりだけで、お留守番しなくてはいけません。

 おやつのクッキーを、お兄ちゃんが、1枚多く食べました。お兄ちゃんは、

「大きいんだから当たり前。」と言うのです。 ゆきちゃんは、ふくれっ面をして、知らんぷり

をしました。

すると、お兄ちゃんは、「そんなことで怒る子は、友達ができないぞ。」と脅すのです。

 ゆきちゃんは、そんなお兄ちゃんが、大っ嫌いでした。

ある日、ゆきちゃんが、学校から帰っているとき、転んで、足をすりむいてしまいました。

泣きながら、帰ったら、先に帰っていたお兄ちゃんが、バンドエイドをさがしてきて、

貼ってくれました。まだ、泣きやまないゆきちゃんに、変な顔をして、一生懸命、

笑わせてくれようとしています。

 ゆきちゃんは、思わず、ぷーっと、ふきだしました。

そして、やっぱり、お兄ちゃんが大好きだなぁ、と思うのでした。

                                   (おわり)

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