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ゆめちゃん

 7月になった。今年も、もう半分がすぎて、あと半分しかのうなった。

でも、ゆめちゃんは、早くあと半分すぎてしまやぁええのに・・・と思よった。

ゆめちゃんは、1月生まれ。

お友達は、みんなもう8歳になっとる。けんちゃんなんか、「ゆめちゃんは、まだ7歳

じゃもんなぁ。子どもじゃなぁ。」ってバカにしてくる。

 ゆめちゃんは、お母さんに、「早く1月がこないかなぁ。」と、毎日言よった。

ある日、お母さんが、ゆめちゃんに、「夏休みは、山に行こうやぁ。」と言いだした。

「ゆめちゃんも、もう7歳だから、大山に登ってみよう。」と言うんじゃ。

 夏休みがきて、大山に登ることになった。息をきらして山道を登る。

みたことのない虫や、木がゆめちゃんを迎えてくれた。苦しくてくじけそうに

なったけど、ゆめちゃんは、頂上にたどりついた。見下ろすと、海が見え、

街が小さくみよおる。

お母さんは、「ゆめちゃん、夏は夏を楽しまにゃぁ。

せぇで、1日1日を積み重ねていきゃぁ、いつか立派な大人になる日がくるんよ。」

と笑よおる。

 そして、ゆめちゃんは、1月が、ゆっくりくりゃぁええなぁ、と思えたんじゃって。

                                          (おわり)

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