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2016年5月14日 (土)

ぼろ服じじい 最終回

 コーケッコッコー

 すがすがしい朝がきました。

 ススー。と、しょうじのあく音がしたかと思うと、もう、だんなが入ってきていました。

「ご気分は、いかがかな。」

「いい気分です。ところで、わしは、このへんで帰らなければ。」

 だんなの口から、白い歯がのぞいた、と思ったら、

「わしは、寝る場所のない人を、泊めてやったんですがねぇ。これが宿屋だったら、一両はしますよ。」

 ぼろ服じじいは、さっそく、

「では、あなたには、この着物をあげましょう。この服は、手にもっているときは、汚れていて、きたないですが、身に着けると、かがやくばかりの美しさになります。ただ、一度着ると、もう二度とぬぐことができなくなりますから。では、わしは、これで。」

 だんなは、さっそく服を着ると、町まで行って大きな道の、真ん中を、ふんぞりかえって歩いて行きました。みんな、だんなの方をみると、大急ぎで、両端に、にげていきます。

「おや、みんな、にげているぞ。きっと、この服の美しさに、おどろいたんだな。」

 だんなが、こう、つぶやくと、一人の子供が、

「おじちゃんの服、きたなぁい。」

と、言いました。

「何だって?」

 だんなが気づいたときには、ぼろぼろの服が、体にぴったり。

「くそぉ。ぼろ服じじいめ! だましたな。」

 でも、どんなに、あがいても、ひっぱっても服は、ぬげません。

 そんな、だんなを、世間の人は、

「ぼろ服、くそじじい。」

と呼んで、前の、ぼろ服じじいにも、まして、ばかにしました。

 そして、だんなは、一生を、みじめにくらしました。

 

 

                   おわり

 

 

これで、「ぼろ服じじい」は終わりです。

六年生のわたし、よく書いたね!って言ってやりたいです。

 

読んでくださって、ありがとうございました。


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コメント

うさぎのぽけっとさま。

コメント、ありがとうございます。
うれしいです。

着物、いいですよね。
私も、久しぶりに着てみたくなりました。

では、またぁ。

ほんとに長いお話を、それに、
すっかり出来上がった作品にビックリ!
すごいです。
小学生のこぐまさんも!!

 先日、半襟に型染め?の体験をさせてもらいました。
下手でも、自分だけの作品ができると、ほんと嬉しいO(≧∇≦)o
いい経験でした。

着物が日常で着られるようなりたい、そう思った私でした。

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